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ヴィンテージ管とは

真空管は、製造時期によって、現行管とヴィンテージ管とに分類されます。現行管は、現在進行形で製造されている真空管で、中国、ロシア、スロバキア等で製造されています。現行品の代表的なブランドは、中国の曙光電子、ロシアのSovtek、Scetlana、Electro Harmonics、TUNG-SOL(ヴィンテージ復刻品)、GOLD LION(同復刻品)、Mullard(同復刻品)、スロバキアのJJ等です。

真空管は、電子工学の花形の座を半導体に譲ってから40年以上経過しておりますので、電子産業からのニーズは皆無に等しい状況にあります。だだし、電子産業のパイからすれば、ごくごく僅かなニーズは、ギターアンプ、オーディオアンプ等の真空管アンプや、放送局の送信管等です。現行管のほとんどは、ギターアンプ向けに製造され、その一部がオーディオアンプに流れるという構図となっております。

従って、現行管のブランドおよび規格は、種類が少なく、限定的となっております。

一方、ヴィンテージ管は、製造中止となった真空管であって、およそ1910年から1980年にかけて製造された真空管を指します。ヴィンテージ管は、真空管の黎明期、発展期、全盛期、衰退期を通じて、多数の国のブランド、メーカーにより製造されており、種類は、現行管の比ではありません。ヴィンテージ管の規格を解説したデータブックは、分厚い辞典にも匹敵する情報量です。

ヴィンテージ管の製造国は、米国、英国、ドイツ、フランス、オランダ、ソ連、そして、わが国、日本、etcで、電子工学の先進国では国を挙げて製造されておりました。代表的なブランドを挙げてみましょう。

  • 米国→RCA、GE、SYLVANIA、RAYTHEON、etc.
  • 英国→Mullard、Brimer、GOLD LION(GEC)etc.
  • ドイツ→Telefunken、Siemens、Valvo、RFT
  • オランダ→Amperex、etc.
  • 日本→東芝、松下、日本電気、etc.

ヴィンテージ管といっても、銘球、駄球、珍球が玉石混合しております。ギター界およびオーディオ界においても、いくつかの銘球が誕生し、今に伝えられているものもあります。私が良く使う表現で、銘球に限って言えば、「現行管とヴィンテージ管とのサウンドは、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーくらいの差があります。」。

それほど、ヴィンテージ管のサウンドは、魅力的で、しかも伝説化している部分も多く、私のような真空管を業としている者にとっても、非常に興味深いカテゴリーです。今回は、ヴィンテージ管について、深く掘り下げてゆきます。

ヴィンテージパワー管の偽物に注意

今回は、弊社の仕入れで偽物のパワー管をつかまされそうになった話をします。

平成21年6月某日、心待ちにしていた海外からの荷物がFedexにより到着しました。私は、心を躍らせながら、大きなダンボールをカッターで開封し、梱包材をどけると、そこには、Siemens EL34 とトップに印刷されたオレンジ色の元箱がズラリと入っていました。

発注数は、200本。

思わず、「オー」と歓声を挙げたほどでした。Siemensは、ドイツのヴィンテージ管ブランドで、これほどまとまった本数を見るのは初めてで、「よくもこんなに見つかったものだ」と感心していました。

早速、1本の元箱を手にとると、デットストック品だが、いい感じに劣化した箱の手触りが伝わって、これは本物に間違い無いと確認しました。

そして、箱から真空管を取り出した瞬間、期待が落胆に変わりました。

「やられた。」

真空管は、真っ赤な偽物でした。真空管関連業者なら一目見てわかりますが、その真空管は、JJ EL34のバリバリの現行品で、スロバキアでせっせと製造されているものでした。正確には、JJ EL34にSiemens EL34と「クッキリ」印刷された偽物です。

「これは夢かもしれない」と思い、別の箱をつぎつぎと開けても、出てくるのは、JJ EL34をベースにした偽物ばかりです。

ここでめげてもしょうがありませんので、偽物検証のため本物のJJ EL34と、偽物のSiemens EL34とを並べて記念撮影をしてみたのが、つぎの画像です。

EL34偽物1

左がJJ EL34、右が偽物Siemens EL34とその元箱。外見も中身もうり二つです。ちなみに、元箱だけは本物です。

EL34偽物2

JJ EL34は、トップがドーム型となっているのが特徴で、本物のSiemens EL34は、平らです。ゲッターのリング形状、ヒータの感じ、内部構造物の全てがまるでコピーしたかのように同一です。唯一の相違点は、一方がJJのロゴ、他方がSiemensのロゴであるという点だけです。

EL34偽物3

別の角度からの画像を見ると、上部マイカの周縁部の切り込みも一緒です。

EL34偽物4

ドーム型頂部の特徴や形状一致でもはや偽物と疑う余地はありませんが、言い逃れできない決め手は、ピンのハンダ状態です。この画像を見ると、ピンの下半分がキレイな銀色になっているのがわかります。ハンダが新しく、酸化していない証拠です。百歩譲って、形状がたまたま一緒だったとしても、ヴィンテージ管の場合、製造から少なくとも30年前後は経過しておりますので、ハンダの表面が酸化し、いぶし銀のように必ずくすみます。偽物Siemensには、このくすみが一切ありません。本物のJJ EL34のハンダと目視で比較しましたが、ピッカピッカの新品状態でした。

という訳で、これらの証拠写真とともに海外の仕入れ先にクレームと返金を要求したところ、以外にも、即座に返金に応じてくれ、偽物Siemensたちは、着払いで強制送還されました。こちらが真空管業者だとわかり観念したのだと思います。実質的な被害額がゼロで済んだことは、不幸中の幸いでありましたが、真空管屋としては、良い経験をしたと思っています。こうして、皆様にワーストケースとしてご紹介できるのですから。

おそらく、本物の元箱だけが大量に発見されたことに目をつけ、悪徳業者が偽物Siemensを制作したのでしょう。

この種の偽物は、もっと大量に作られているハズですから、弊社以外に日本国内にも入っていると考えるのが自然です。

同様のケースが無いか、ネットで検索したところ、真空管アンプキットで著名なキット屋さんのブログでもSiemens EL34が紹介されていました。

キット屋さんのブログ

真偽のほどは不明ですが、画像で拝見する限りでは、ご紹介した偽物EL34と特徴が非常に似ているようにも思います。万が一、弊社でつかまされた偽物EL34と同じならば、水際でくい止められたことを祈るばかりです。

おそるべし、ヴィンテージ管の世界といったところでしょうか。

真空管と知的財産権

前回(真空管の偽物)は、かなりの問い合わせがあり、思っていた以上に被害が多いなという印象です。そもそも偽物を販売等する行為は、知的財産権を侵害する行為です。ここで、知的財産権とは、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権等を指します。

世界に目を向けてみると、主要各国のほとんどが知的財産権に関する法律を有しており、世界各国が批准する条約も複数存在しており、日本も条約を批准し、グローバルに知的財産権を保護するシステムが確立しております。

今回より、偽物つながりで、真空管という切り口で知的財産権について思っていることを綴ってゆきたいと思います。

日本国内で偽物RCA、偽物Siemensを販売したらどうなるか?

当然、罪に問われ、条件によっては、刑事罰が課せられます。

この手の問題は、海外の偽物ブランドバックの摘発に似ています。すなわち、商標権の侵害(商標法第37条)で、同法には、「指定商品若しくは指定役務についての登録商標に類似する商標の使用又は指定商品若しくは指定役務に類似する商品若しくは役務についての登録商標若しくはこれに類似する商標の使用等は商標権を侵害するものとみなす。」と規定されております。

要は、他人様の商標(RCA, Siemens)を無断で使ったらダメよという規定です。商標法は、商品の出所の混同を防止し、その商標(RCA、Siemens)が持っている信用、ブランドイメージのフリーライド(タダ乗り)を禁止するため法律です。

つまり、ユーザは、「RCAは高品質で音が良い」、「RCAは真空管ブランドで最も信頼性が高い」、「とにかく、真空管ならRCA」という信用・ブランドイメージがあるからこそ、RCAの真空管を購入する訳で、Siemensに関しても同様です。

ここで、ユーゴスラビア製の12AX7にRCAの商標を付して販売された場合であっても、同ユーザは、この偽物RCAを本物のRCAと信じて購入してしまい、販売者は、まんまと、RCAブランドにタダ乗りして、利益を出すことができます。

こんなことはもちろん許されません。

通常、「RCA」や「Siemens」の商標権を有する商標権者は、商標権侵害の事実を知ると、販売店等に対して、販売差し止めを要求する警告状を送付します。ほとんどは、この段階で、おとなしく販売を中止するのですが、それでもやめない悪質なケースでは、刑事告訴という段階に入り、逮捕、刑事罰という流れになります。なお、商標権侵害は、親告罪なので、商標権者からの告訴が無いかぎり、当局が動くことはありません。

しかしながら、ヴィンテージ管の偽物の場合には、商標権侵害というケースはほぼ0%でしょう。つまり、商標権者がいないということです。商標権は、その商標が実際に使用されていることが要件の一つとされており、商標登録だけして使用しないというのは許されず、商標権不使用を理由に第三者からの申し出で商標権を取り消される場合もあります。

1980年代から今現在に至るまで、日本国内でRCA等の現行新品管は販売されておりませんので、理論上は、真空管を指定商品とするRCA等の商標は存在しないことになりますので、商標権者もいないことになります。

従って、現在、日本国内で偽物RCA等を販売したとしても上述した商標権侵害でお縄にすることはまず不可能です。

現実的には、詐欺罪(刑法246条)か、不法行為に基づく損害賠償請求(民法701条)でしょうか。

偽物とわかって販売した場合には、詐欺罪に問うことができるでしょうし、偽物と知らないで販売した場合であっても、被害者が偽物であることを立証できれば過失による損害賠償請求の対象になります。真空管1本でそこまでやるかという別の議論もありますが、理論上は可能であると思います。

                                     

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